当スクールで採用しているOur-Wayメソッドは英国APDTのドッグトレーニング法に従ったものであり、 犬の心理を深く学んだリン・バーバーにより考案された、 家庭犬をしつける上で世界最高基準の犬への負担の少ないトレーニング法です。 飼い主と犬が共に楽しみながら出来るドッグトレーニング法や犬の心理を知る上で必要な動物行動学の知識を しっかり身に付けることが出来ます。
APDTの試験官でもあるリン・バーバーが英国で行っているトレーニング法を さらに彼女の監修のもと日本の生活スタイルに合わせたものが Our-Way Dog Trainer’s Academyで使用するメソッドです。 強制的なしつけは犬にストレスを与えるだけでなく、人間にとっても苦しいもの。 犬の心理を理解し、働きかけることで、犬との豊かな信頼関係を築きながら、 本質的で有効な指導が可能になります。 リン・バーバーの提唱する Our-Way メソッドの一部をご紹介します。人が犬を興奮させてしまうのです。飛びつかれたときに押しのけてしまうことは犬の心理からいえば、構ってもらっている、遊んでもらっているというご褒美となってしまうのです。 もし来客が来た場合、私は犬が玄関に行けないようなところにおきます。これは犬が扉が開いたとたん道に出てしまうことや、来客が中に入ったとたん飛びついてしまうのを防ぐためです。来客の中には犬が好きではない方もいます。特に犬の脚が泥だらけであればなおさらです。 家に空間が少なく犬を隔離できない時は犬を自分のベッドにもどしノックが聞こえたらコングやおもちゃを与えます。犬は扉のノックの音で寝床に行けばご褒美がもらえると学習するのです。 誰かがあなたの犬に近づいたらあなたの犬がオスワリをすることを教えます。これは友人や家族の協力を得て教えることが出来ます。協力者と犬の間の距離が10歩ほど近づいたら犬にオスワリをさせます。もしオスワリをしたらご褒美をあげましょう。犬が座り続けていたら協力者は犬にもっと近づく事ができます。もし犬が飛びつこうとしたら人と犬との距離を空けるようにします。犬が座り続けている時だけ人が犬に近づくことができます。 犬は人が近寄ってくれるには自分のお尻を地面につけていないといけないと学習することができます。散歩の時に人に走って飛びつく犬もいます。 飼い主は、犬が他の人より自分に興味を持たせるように教えましょう。人がすれ違う時犬があなたの方に注目させるように教えます。人がすれ違う時、犬があなたの方に注目するように教えましょう。
最初は犬の注目を得るためにおやつを手に持って“マテ”や“コイ”とコマンドを教える。そうすれば犬はあなたに注目すればご褒美をもらえると学習します。犬の行動が上達すればおやつは褒め言葉や撫でることに切り替えます。もし犬がリードなしの場合、犬が人に突進する前に犬を呼び戻しておかなくてはいけません。リードに繋がれていても仔犬でも成犬でも近づいてきただけで嫌がる人もいるので気をつけましょう。私達の犬が年老いてくると、悲しいことですがいろいろな問題が起きて来てしまいます。多くの老犬は例えば関節炎や肥満、難聴、視覚問題、失禁や認知症といった人と同じような体の問題を経験します。老犬の心を考え彼らの視点から環境をみることが重要です。彼らには外に出る機会を規則的に設けてあげ、しかも段差のないよう注意してあげましょう。もし視覚問題がある場合、器や寝床や好きな場所に楽に行ける通路を確保してあげることは重要です。あなたは老犬の日常習慣のために忍耐や自分の時間をさく必要があります。歯がなくなるため食べる速度は遅くなります。消化に問題が生じることもあります。犬が水を飲んだり食事をする時首を低くするために屈まなくてもすむよう、器を少し高くしてあげるのは良い事です。多くのカロリーを消費しなくなるため、フードを切り替えることも必要です。老犬のためのフードはほとんどの店においてあります。
関節炎は老犬の一般的な問題であり、犬種によっては遺伝的なものであり、幼い頃のけがによって生じることもあります。あなたの犬の関節が動かせるよう維持することは重要です。寝床もやわらかくし、寒い時は暖かくする必要があります。段差や階段を避け、車に飛び乗るなど関節に支障をきたすことを避ける必要があります。必要であれば傾斜路を利用する必要があります。動かないからといって散歩に行かなくて良いということではありません。彼らのペースと距離で散歩させてあげましょう。あなたの犬は外に出ること、ニオイや空気をかぐことを楽しむのです。彼らの散歩をできるだけ楽しいものにするように、水治療法や関節のマッサージ等をしてあげましょう。インターネットで近くの水治療法やマッサージを検索してあげて下さい。 また、老犬は耳が聞こえにくくなることもあります。あなたが呼んでも無視することがありますがビスケットの包み紙の音には反応することがあります。これは老犬が低音を聞きとれなくなるが高音を聞きとれるからなのです。高い音を使うか手の指示を使うようにしましょう。 老犬は尿意をコントロールできなくなるため失禁に悩まされます。寝ている最中、尿を少し漏らすことがあります。尿路の感染症または腎不全の可能性があるかもしれません。獣医に診断してもらうことが一番良いでしょう。失禁は治療できる場合もありますが、あなたが管理してあげなければいけない場合もあります。 犬が混乱し、自分がどこにいるのかまたは誰といるのか分からなくなる様子を示すことがあります。これは認知障害です。高齢時の神経系の化学変成によると言われます。正しい治療法によって犬を助けることも出来るかも知れません。獣医にみてもらいましょう。以上これらはOur-Wayメソッドのほんの一部にすぎません。 リンが長い間かけて、しかもAPDTの基準に合った方法で考え出された犬への負担の少ないトレーニング法なのです。 犬の心理を理解した上で、決して犬をただ甘やかすだけでなく、きちんと犬にしつけを行っていく事の大切さ。 また、家族の一員として迎えた以上最後まで十分なケア―をする事の大切さを細かく丁寧にしかも初めて犬を飼った人にも分かりやすく教えています。