英国の夏はゲームフェアで決まり‼︎ Vol 3
2017.03.14
ゲームフェアって、いつ何処でやってるの?
多くの方が訪れ、様々なゲームや沢山の出店を見るだけでなく、色々な種類のワンちゃん達を眺めるだけでも楽しいゲームフェア、英国旅行の合間に是非行ってみたいと思われた方もいらっしゃるでしょう。
ゲームフェアの情報はネットに出ています。
夏場には、英国のあちこちでやっているはずですから、” gamefair dog England 等 ” で検索してみてください。
さて、前回の質問の答えについてお話ししましょう。
” オールブリード・リトリーブ競争 ” 、この結果の行方についてでしたね!
まずはこのゲームのルールをご説明します。
ゲームにはどんな犬種でも出場できます。10~15頭位で行われる事が多い様です。
会場は整地と不整地の2カ所に分かれて、其々行われます。
どちらの会場でもボールの様なダミーをエアガンで遠くに飛ばし、そのエアガンの音と共に犬達がダミーを追って走り出します。
ダミーの落下地点は目視不可能なほど遠くです。
ガンの音と共に猛ダッシュで走り出した犬達は、獲物めがけて突進します。
その目視不可能な程遠くへ飛ばされたダミーを、競り勝ちして奪い取り、くわえて飼い主の元に持って帰ってくるまでを競う競技です。
この競技は、走るスピードとダミーを奪うテクニック、さらにそのダミーをくわえて戻って来る力との総合力で評価されます。
私が見た時も整地でのゲームに、ラブラドール、ゴールデン、シェパード等多くの犬が参加していました。
まず、50~60m迄は、ほぼ大差なく、どの犬種も一団となりほぼ固まりで突っ込んで行きました。
目視できなくなってしまうと、残念ながらどんな状況かは分かりません。
しかし自信満々の表情で獲物をくわえて戻って来たのはボーダーコリーでした。
ボーダーコリーの優勝です。
この競技が始まる前に、ドッグトレーナー達に 「 優勝はどの犬種だと思う?」と尋ねると、いつも当たり前の様に 「 ボーダーコリー 」という返事が返ってきました。
ボーダーコリーにはどの犬種もかなわないのでしょうか。
不整地の競技に移りましょう。
此方のゲームにも多くの犬種が出場していました。
岩場あり、丘陵地ありの地面がデコボコな所での競技です。
ここで求められるのは ” 肉体のバランス ” です。
最後の最後までは、ダミーの奪戦を見ることは出来ませんでしたが、途中のダミーの奪い合いは、なんとも壮烈なもでした。
こんな足元が不安定な悪条件の元での競技では、最後は一体どの犬種が優勝するのか誰も皆目見当がつきません。
優勝は誰?
その答えは、コッカスパニエル!
それはワーキングコッカスパニエルでした。
彼等はフィールドトライアルの為の技量を持って生まれてきているのですから、不整地でのゲームはお得意なのでしょう。
但し、ジャックラッセルも負けてはいません。
以前見た同様のゲームでの勝ちはジャックラッセルでした。
私がお話ししたゲームの他にも様々なゲームが行われるゲームフェア、犬好きならたまらない程盛り沢山な楽しいフェアです。
夏の英国のお楽しみ、ゲームフェアに、是非一度出掛けてみてください。
そしてフェアの面白さ、その規模を体感して下さい。
私のブログで取り上げて欲しい ” 犬に関する話題 ” があったら是非お知らせください。
出来るだけお応えしていきたいと思います。
第5回 犬のホリスティックケアセミナー開催!!【世田谷校】
2017.03.07
お待たせいたしました!
毎度大好評のかまくらげんき動物病院
石野院長による「愛犬のためのホリスティックケアセミナー」
第5弾のお知らせです!
今回のテーマは「歯周病予防とそのマッサージ第2弾」
前回のセミナーでは、
病院にくる約8割のわんちゃんが歯周病
歯周病は放置するとあごの骨が溶けてしまう感染症の病気
一度歯周病になってしまうと全身麻酔をかけて大変な治療になる
などなど歯周病の恐ろしさを教えてもらいました。
なので、予防策が知りたくてしょうがない!!!
どなたでも参加可能ですので、ご興味のある方はご連絡ください!
詳細
日程: 3月15日(水)
時間: 14:00~15:30
場所: アワーウェイドッグスクール(世田谷校)
定員: 15名
費用: おひとり様3000円
(アワーウェイ ドッグトレーナーズアカデミー生徒さんはお一人様2000円)
※愛犬同伴可能です。お申し込みの際にスタッフにお伝え下さい。
※当校に駐車場はございません。お車でお越しの際はお近くのコインパーキングをご利用下さい。
前回ご参加頂いた方も今回が初めての方も、為になるお話ですのでぜひご参加ください!
前回も満席でしたのでご予約はお早めに!
お問い合わせは、アワーウェイドッグスクールまで!!
03-5779-8380
英国の夏はゲームフェアで決まり‼︎ Vol 2
2017.03.07
初めてゲームフェアを見に行ったのは、もう随分前の事ですが、英国で最初に知り合ったドッグトレーナー、フィリッパ ・ウイリアムスとでした。
英国にはこんな風に犬と楽しめる場所があるのかと感心した事を今でも覚えています。
その後は、ジョン・アンクル や アラン・メンジーズ 、ローランド等のドッグトレーナー達と色々なゲームフェアへ出掛け、沢山のゲームを見ました。
その中で私が見た最も興味深かった2つのゲームについお話ししましょう。
ー 鷹とジャックラッセルの兎の取り合い競争 ー
ゲームフェアで良く見かけるもので、昼休みの間に行われることが多い様です。
ルールは、獲物の兎のダミーを鷹とジャックラッセルが競り合い、奪った方が勝ちとなるゲームです。
ダミーの兎はワイヤーでフィールド内を引っ張られて動いていきます。それを鷹は上空から狙い、ジャックラッセルは地上で追いかけます。
上空で旋回している鷹の動きは目視でもわかります。
この鷹との競争に参加するハンドラー犬はジャックラッセルが多く、この犬種の狩猟本能と筋肉質であり、エネルギッシュで機敏な動きがこの競技に適しているからでしょう。
初めてこの競技を見た時、犬の方が絶対有利だと思いましたが、実際は犬は鳥に全くかないませんでした。
距離から言って、獲物をゆっくり旋回している上空から狙うのと、地上でダミーのすぐ後ろを走って追いかけているのとでは、俄然地上の方が有利だとは思いませんか?
でもこの競技は何度見ても、全て鳥の勝ちでした。
鷹は上空から犬とダミーの動きをじっと見つめているのです。
そして、まさに犬がダミーに飛びつく寸前に、瞬く間に低空飛行に移り、瞬時に獲物をさらって行くのです。
その鷹のスピードと言ったら、表現のしようもありません。
私の目はその鷹の素晴らしい動きと迫力に釘ずけで、只々驚くばかりでした。
次回は印象に残ったもう一つのゲーム ” オールブリード・リトリーブ競争 ” についてお話しします。
さて、どの犬種が一番早かったでしょう!